CASE 02 / 橋梁(単純RC中実床版橋)
補修後の再劣化を、目視とIoTの両輪で見守る
1946年頃架設のRC床版橋。補修後に再劣化が確認され、職員の定期観測に加えてIoTモニタリングによる経過観察を開始しました。
案件基本情報
| 管理者 | 市町村 |
|---|---|
| 構造物 | 橋梁(単純RC中実床版橋) |
| 架設年 | 1946年(推定) |
| 橋長・幅員 | 5.95m・7.95m |
| 計測開始 | 2026年1月23日 |
導入背景
平成30年度の定期点検において下部構造に損傷が確認され、健全性Ⅲと判定されたことから、令和2年度に断面修復工などの補修工事が実施されました。しかし、令和5年度の次回点検では、補修箇所の再劣化(ひび割れ)が確認されています。
遅延膨張性ASRや土圧の影響が考えられ、ひび割れや橋台のせり出しが進行している可能性があることから、2025年より、市役所職員による現地観測に加え、IoTを活用した橋梁モニタリングにより、橋台のせり出しのずれ幅やクラック幅、気温などの経過観察を行うこととしました。
計測構成・施工
| 使用機器 | Monita Flex 1台 |
|---|---|
| チャンネル数 | 5CH |
| センサ構成 | ひずみ式変位計2CH(うちコクリエ開発クリップゲージ1CH)/傾きセンサ2CH/気温1CH(筐体内) |
| 設置工数 | 半日程度 |
| 設置方法 | 桁下へアプローチしやすい場所であったため、事前に管理者と測定箇所を決定。ひずみ式変位計・傾きセンサの設置面をルーターで整えた後、センサを接着剤で固定。本体は高欄にワイヤで固定 |
現場の様子




わかったこと
ひずみ式変位計(2CH)により、職員がクラックスケールで定期計測していたクラック幅の変化を継続的に計測しており、現在のところ±0.001mm程度の微小な変動にとどまっていることから、大きな変状は確認されていません。
職員がクラックスケールで定期計測していた橋台ずれ幅の近くに傾きセンサを設置(2CH)。センサノイズ程度とみなすことができる微小な変動にとどまっていることから、現時点では変調は確認されていません。
今回のモニタリング導入により、より密なデータ取得に加え、気温との関連性の確認ができるので、その挙動を注視していきたいと思っています。(管理者様の声)
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